衛生害虫(ゴキブリ)
ゴキブリについて
ゴキブリ類は、そのすがたかたちや動きなどによって不快感を与えるほか、病原体を伝播する危険性、食品への混入事故、アレルギーの原因、電気機器の故障などを引き起こすことがあります。
ゴキブリの仲間
ゴキブリは約3億年前から生息している昆虫で、現在3,500種が知られていて、ほとんどが熱帯・亜熱帯の森林内に棲んでいます。日本では52種が生息していますが、このうち害虫とされる屋内生活性のものはは10種で、その中でも主なものは次の4種です。
チャバネゴキブリ
全国に分布、寒さに弱いためビルなどの屋内に生息、休眠せずに年間通じて増殖、体長15~20ミリメートルと小さい、背中に1対の細長い黒斑がある。
クロゴキブリ
関東~九州に生息、最近は家屋の保温性が向上し北海道でも見られる、体長30~38ミリメートル、全体に光沢がある黒褐色、幼虫は背中に白い線がある。
ヤマトゴキブリ
日本土着種、東北以南に生息、近畿中国地方が南限、屋内・屋外にまたがって生息、郊外によく見られ、冬は屋外で休眠、雄の成虫は体長18~30ミリメートル、光沢が少ない黒褐色、雌は翅が短く腹の半ばまで。
ワモンゴキブリ
アフリカ原産、九州以南に生息、最近は本州の大都市のビルや地下街でも見られる、体長35~45ミリメートルと大型、背中に黄色の輪紋がある。
ゴキブリの生態は?
- 幼虫は成虫と体型が似ていて、脱皮を繰り返し成長し、脱皮殻は自分で食べてしまう。
- 幼虫と成虫の食べ物が同じで、生活の場も同じで、集団生活している。
- 夜間活動性で、日中は潜伏場所の狭い物陰に潜んでいる。
- 暖かい所(25~31℃)を好み、20℃以下では活動低下。
- 水を好み、しばらく餌が無くても水があれば生息可能。
- 狭い所を好み、背と腹がそれぞれ接するような所を好む。
- ざらざらした表面を好み、木よりも紙を好む。段ボールは特に好む。
ゴキブリの駆除
環境的対策
台所付近を清潔にし、整頓を心がけ、調理くずや残飯を整理し、食品もふた付きの容器で保存するなど、餌を与えないようにしましょう。
化学的対策
最も効果的な方法ですが、殺虫剤の使用にあたっては、安全に適正に使用する必要があります。
物理的対策
整理整頓し、潜伏場所となるような場所を作らないようにし、住みにくい環境にしましょう。見かけた場所に粘着トラップ等を置くことで捕獲も可能ですが補助的な対策としたほうがよいです。また、叩こうとしてもすぐに気づかれ、逃げ足が速くて…、という場合には、掃除機での吸引が有効です。
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