大規模な災害が起きたときのごみの出し方
地震や豪雨、洪水、台風など大規模な災害が起きたとき、日常生活で発生する「生活ごみ」とは異なった、壊れたり、濡れたりして使えなくなった家具や家電などの「災害ごみ」が大量に発生します。
大きな災害が起きたときは、大量のごみの収集、処理のため、ごみ出しのルールや場所を一時的に変更することがあり、市民のみなさんの協力が必要になります。また、ルールを守ってごみを出していただくことが早期復旧につながり、被災したみなさんへの支援にもつながります。
このページでは、平時からみなさんに災害時のごみの出し方について知っておいてもらいたいことをお知らせします。いつ起こるか分からない災害に備えて、平時から災害時のごみの出し方について知っておきましょう。
注:災害の規模や状況によっては、出し方が変更となる場合があります。
災害時の情報発信
災害発生後、災害の種類や規模、被害地域などの状況に応じ、効率的な災害ごみの収集方法を検討し、出し方や排出場所などを、市ホームページや市公式LINE・X、チラシの配布などにより、お知らせします。
災害が起きたら
市がお知らせする、ごみの分別方法や出す場所などを確認してから、次の手順を参考に家の片付けやごみの整理を行ってください。
Step1 第1の分別-災害ごみと生活ごみに分別-
▶生活ごみ…災害の有無にかかわらず、普段の生活で発生するごみ
▶災害ごみ…災害によって壊れたり、水浸しで使えなくなった家具や家電など
分別していないごみは、処理に時間がかかってしまいます。分別がされていれば、その後の処理がスムーズに進みます。被災地域から1日も早く災害ごみがなくなるよう、分別にご協力をお願いします。
生活ごみには、生ごみが多く含まれていて、悪臭や腐敗などのおそれもあるため、生活衛生および公衆衛生の向上の観点からも、生活ごみは優先的に回収します。
Step2 第2の分別-災害ごみを分別-
生活ごみと災害ごみに分け終わったら、次は災害ごみを種類ごとに分別しましょう。災害時は、下のような分別を想定しています。
<災害ごみの分別区分(主なもの)>
木くず(家具類など)/畳/布団/家電4品目(テレビ、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン、冷蔵庫)/その他家電・金属/可燃物(生活ごみ除く)/危険物
注:災害の種類や規模により分別区分が変わることがあります
Step3 指定の場所にごみを出しましょう
▶生活ごみ…平常通り町内のごみ集積所へ
▶災害ごみ…仮置き場などの指定場所へ
大規模な災害の場合は、町内のごみ集積所とは別に、災害ごみを持ち込むことができる仮置き場を開設します。仮置き場は、被災されたかたが災害ごみを持ち込みやすいよう、被災地に近い公園やグラウンドなどの公有地に開設します。開設場所などは、決まり次第すみやかにお知らせします。
なお、高齢のかたや障がいのあるかたなど、大型の災害ごみを、市の指定する場所に排出できないかたについては、戸別の収集などによる対応も検討します。
注:災害の状況によっては、家具や家電などの大型ごみを除く災害ごみの排出場所に、町内の集積所を指定する場合があります。
自宅の片付けが困難なかた
大規模な災害発生時には、災害ボランティアセンターが設置されることがあります。被災した自宅の片付けなど支援が必要なかたは、ボランティアセンターを通じてボランティアに協力を依頼することができます。
秋田市ボランティアセンター☎018-862-9774
お願い
- 災害時は、ごみが一度にたくさん出ることで、収集が遅れたり、日数を要する場合があります。
- 金属類、空きびん・空き缶、ペットボトルなどの資源化物の収集は、車両を災害ごみの収集に充てるため、一時中止する場合がありますので、その際はご不便をおかけしますがご協力をお願いします。
- 悪臭などの原因となるため、生活ごみは、災害ごみと混ぜないでください。
- 災害ごみは、市の指定した場所以外には出さないでください。指定の場所以外の空き地や道路にごみが放置されると、次々に新たなごみが置かれ、分別されていない大量のごみが放置されてしまいます。交通の妨げや火災、悪臭の原因、さらには窃盗など防犯上の懸念にもつながります。所定の場所への排出にご協力をお願いします。
Q&A
災害により被災した家屋を、業者にリフォームしてもらいました。リフォーム工事によって出たごみは市で収集・処分してもらうことはできますか?
災害により被災した家屋であっても、リフォーム業者や建設業者などが修理・リフォームなどを行って生じた廃棄物は、産業廃棄物に該当しますので、市では収集・処理を行いません。事業者が関連法令に基づき、適切に処理することになっています。
小売店をしています。店舗内の棚が災害により壊れ、処分したい場合、仮置き場などの指定場所に捨ててもよいでしょうか。
市が収集や処理を行うのは、原則として、家庭から出た災害ごみが対象です。事業所から発生した災害ごみは、事業者自らの責任において処理することになります(市の許可業者に処理を依頼するなど)。
捨てずに置いていた古い家電を一緒に捨ててもよいでしょうか。
災害発生前からすでにごみだったものや、災害と関係なく発生したごみは、仮置き場などの指定場所には出せません。こうしたごみが出されると急がなければならない災害ごみの処理が遅れ、早期復旧の妨げとなりますのでご協力をお願いします。
日頃からの備え
不要なものは処分しておく
押し入れや物置にしまい込んでいるものが散乱すると、危険なうえに片付けに手間がかかります。不要なものは、リサイクルショップやフリマアプリを活用して処分する、粗大ごみとして出すなどして日頃から整理しておくことで、災害時のごみを減らすことができます。
家具を固定する
家具や家電を転倒防止器具などで壁や天井に固定し、倒れにくくすることで、身を守ることと同時に、災害時の破損を防ぐことができ、ごみを減らすことにもつながります。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市環境部 環境都市推進課 ごみ減量推進担当
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎3階
電話:018-888-5708 ファクス:018-888-5707
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