サービスの現状および評価・整備の方向(自立した生活のために)8.授産施設・小規模作業所
授産施設・小規模作業所
目的
就労の困難な障害のある人に、作業を通して技能習得訓練・生活指導を行い、社会適応能力を高め、就労促進などで在宅障害者の福祉の向上を図ります。
授産施設
現状および評価
現状
市内には、重度身体障害者授産施設および知的障害者通所授産施設が、それぞれ1カ所ずつあります。重度身体障害者授産施設の秋田ワークセンターは、相互利用施設として、知的障害者も2人通所利用しています。
評価
障害のある人の自活と自立を目的としていますが、雇用に結びつくケースは極めて少ないのが現状です。
平成9年の実態調査では、授産施設や働く場の整備について、要望が寄せられています。
施設名 |
運営主体 |
事業開始年月日 |
利用定員 |
市内の入所者 |
作業種目 |
---|---|---|---|---|---|
重度身体障害者授産施設 |
社会福祉法人 秋田県身体障害者福祉協会 |
H3.4.10 |
50入所 |
10入所 |
印刷、電子部品組立て |
秋田ワークセンター |
社会福祉法人 秋田県身体障害者福祉協会 |
H3.4.10 |
10通所 |
8通所 |
印刷、電子部品組立て |
知的障害者通所授産施設 |
社会福祉法人 秋田旭川ふくし会 |
S60.4.1 |
45 |
39 |
クリーニング電子部品組立てなど |
整備の方向
- 身体障害者の通所授産施設について、早期の整備を検討していきます。
- 知的障害者の入所授産施設については、利用待機者と平成9年に実施した実態調査の需要を考慮し、整備の検討をしていきます。
- 精神障害者の入所授産施設を1カ所整備します。
また、医療法人や社会福祉法人へ精神障害者の入所授産施設の設置を強力に働きかけていきます。
小規模作業所
現状および評価
現状
民間小規模作業所と市の福祉授産所の合計12カ所があり、ほとんどが保護者グループが設立したもので、養護学校を卒業した後の受け皿的存在となっています。運営費と初度設備費に、県と市でそれぞれ基準額の半額ずつを補助しています。
評価
無認可施設のため補助金に頼らざるを得ず、指導員の確保や設備面の充実などが財政的に困難な状況です。
作業所名 |
運営主体 |
事業開始年月日 |
利用状況:定員(目安) |
利用状況:現員 |
作業種目 |
---|---|---|---|---|---|
秋田市保戸野福祉授産所 |
秋田市福祉授産運営会 |
S52.6.1 |
20 |
18 |
わっぱ容器加工 |
秋田市千秋公園福祉授産所 |
秋田市福祉授産運営会 |
S60.4.1 |
9 |
8 |
公園清掃 |
秋田市南浜第一福祉授産所 |
秋田市福祉授産運営会 |
S55.9.20 |
14 |
11 |
空ビン選別紙加工 |
秋田市南浜第二福祉授産所 |
秋田市福祉授産運営会 |
S63.7.19 |
9 |
9 |
ビン結束紐加工 |
希望の家 |
秋田希望ふくし会 |
S61.4.1 |
15 |
13 |
ウエス縫製 |
秋田はまなす共同作業所 |
秋田はまなすの会 |
S62.11.1 |
19 |
15 |
盆灯篭、洗濯バサミ、電子部品組立、ゴミ袋加工パッケージ包装等 |
丸木橋福祉作業所 |
丸木橋福祉作業所運営委員会 |
H3. 4. 1 |
15 |
8 |
うどん、そうめん箱折り・箱詰め、クリーニング供養灯篭づくり等 |
秋田いなほ会福祉作業所 |
秋田いなほ会福祉作業所運営会 |
H3. 4. 1 |
20 |
14 |
公園緑地の除草作業 |
つどいの家 |
障害児の卒業後の生活を豊かにする会 |
H3. 4. 9 |
10 |
10 |
手透きはがき |
やすらぎの家 |
やすらぎの家運営委員会 |
H7. 4. 1 |
10 |
6 |
手芸品製作 |
ユートピアやまばと |
ユートピアやまばと運営委員会 |
H9. 4. 1 |
12 |
11 |
製パン、しいたけ栽培、鉢花栽培、楽焼き和紙すき作業等 |
工房こすもす |
工房こすもすの会 |
H9. 4. 1 |
10 |
7 |
革製品、木工製品、紙製品の製作、石細工 まゆ製品の製作 |
作業所名 |
運営主体 |
事業開始年月日 |
利用状況:定員(目安) |
利用状況:現員 |
作業種目 |
---|---|---|---|---|---|
のぞみ共同作業所 |
秋田けやき会 |
H3. 4. 1 |
17 |
17 |
ダンボール組立、ラベル貼り、古紙回収、箸袋折り |
整備の方向
- 利用者の処遇や不安定な運営を改善するため、身体障害者施設と知的障害者施設については法定通所施設への移行を促進します。丸木橋福祉作業所については平成10年度に分場化を行い、その他の作業所については設置主体と協議していきます。
秋田市福祉授産所についても、法定通所施設への移行を検討し、分場化を図ります。 - 現行のままでの運営を希望する作業所については、指導員の確保や安定した運営ができるよう、補助額の改善について国や県に働きかけていきます。
- 精神障害者の小規模作業所については、増設を検討するとともに、指導員の研修会を実施します。
注:分場とは、地域の障害のある人の利用を容易にするため、中心的な認可施設を母体として設置される小規模(定員5~19人)な通所施設です。
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このページに関するお問い合わせ
秋田市福祉保健部 障がい福祉課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎1階
電話:018-888-5663 ファクス:018-888-5664
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