クマ被害防止対策
クマ被害防止緊急対策の実施について
1 クマ出没抑制対策の強化
(1) 秋田市鳥獣被害対策実施隊の出動報酬の増額(4,000円→8,000円、5,005千円)
現状において、被害対策に多大な労力をかけていることから、実施隊員の出動報酬を県内では北秋田市に次ぐ8,000円に増額します。
(2) 狩猟したクマへの報奨金の支給(10,000円/頭、1,000千円)
今年度に限りクマの狩猟期間となる11月1日から翌年2月15日までに狩猟により捕獲した個体1頭につき、県内の市町村では初となる10,000円の報奨金を支出しクマに対する捕獲圧を強め、個体数の減少を図ります。 また、全国のハンターにも協力を広く呼びかけます。
(3) 箱わなの増設(8基4,381千円)、自動撮影カメラの増設(8台1,309千円)
現在、25基ある箱わなについては、目撃が少なくなった場所に設置しているものを新たに出没のある場所周辺へ速やかに設置し対応していますが、今年の大量出没により不足状態であることから、8猟友会に1基ずつ増となるよう増設を行い対応します。あわせて、24時間監視可能な自動撮影カメラを8台導入します。
2 公務員ハンターの募集・採用
クマの出没が多発している状況において、迅速な対応の確保と長期的かつ安定的な管理・駆除体制を構築するため、公務員として専門職員(注:)を募集採用します。 注:有害鳥獣駆除に必要な免許の有資格者(わな狩猟免状、第一種銃猟狩猟免状など)
ツキノワグマ出没に関する注意喚起について
クマの食べ物になるようなものを捨てない、放置しないで!
出没の原因には、「そこに大好きな食べ物がある」からです。
クマの出没を減らすためにも、クマの大好きなリンゴや柿などの果実、クリ、農作物のほか、米ぬかや家畜飼料などは、「捨てない、放置しない」ようにお願いします。また、コンポストから出る発酵臭や農機などで使われる機械油にもクマを誘引する原因となっていますので、適切に管理するようにお願いします。
(注)ごみ収集日当日の朝6時前に家庭ごみ(生ごみ)を出しますと、ごみ集積所にクマを誘引する原因となります。
家庭ごみ(生ごみ)のごみ出しについては、生ごみのにおいがなるべく周囲に漏れないように袋の口をきちんと縛り、「収集日当日の朝6時から8時までの間にごみ集積所に出す」というこれまでのルールを必ず守りましょう。
クマにご注意ください!
市街地を含めた各地でクマが相次いで目撃されております。
3月頃から11月頃にかけて、食べ物を求めて行動するクマの目撃が増えますので、皆さまには山菜採りなどの入山時のほか、朝夕の散歩時や学校の登下校時などにも、クマの出没には十分注意してくださるようお願いします。
クマと遭遇しない工夫を!
- 住宅地周辺の草刈りをして見通しを良くしましょう
- クマの食べ物になるような果実や農作物、米ぬか、家畜飼料、生ゴミなどを放置しな いでください。
- 栗や柿などの果樹は適切な時期に収穫するなど管理を徹底してください。
- 山菜やキノコ採り(注)、キャンプなどのレジャーで山へ行く時は、音の出る物(クマ鈴や 笛、ラジオなど)や強い臭いがするもの(携帯蚊取り線香など)を身につけ、できるだけ 複数人で行動しましょう。
- 子グマを見かけたら近くに母グマがいる可能性が高いため、その先へは進まず来た道 を引き返しましょう。
- キャンプなどで出た生ごみは野生動物のエサになりますので、必ず持ち帰って処分しましょう。
(注)事前に採取してもよい場所かを確認してから行きましょう。山菜などを採ってはダメな場所で許可なく採取をした場合、森林法で定める「森林窃盗」に問われる可能性があります。
クマと遭遇してしまったら!
- あわてて走って逃げるとクマに追いかけられますので、あわてず、さわがず、クマを 見ながらゆっくり後ずさりして距離をとりましょう
- 大声をあげたり、物を投げつける威嚇行為はクマに襲われるおそれがあるのでやめま しょう
クマに襲われると思ったら!
- 地面に伏せ両手で頭、顔、首を保護する姿勢をとりましょう
- リュックを背負っている場合は、それで背中を守りましょう
- クマスプレーを携帯してる場合は、クマの目や鼻、のどに向けてスプレーを噴射し、 クマがひるんだ隙にその場から離れましょう
畑、果樹園が被害にあったら!
- 農地周辺の雑草、やぶなどの刈り払いをして見通しを良くしましょう
- 電気柵などを設置してクマの侵入を防ぎましょう
クマを目撃、フンや足跡を発見したら!
- 身の安全を確保したうえで、農地森林整備課または警察に通報してください。
注:目撃した場合は、「日時、場所、大きさ、頭数、逃げた方向」などを確認しておりま すので、ご協力願います。
秋田市鳥獣被害防止計画
有害鳥獣による人身被害や農林業被害の防止に関する基本的な方針を定めています。
秋田市からのお願い
どんなに対策を講じても、クマに対する万全な対策はありません。
野山は、クマの生活場所であることを十分に認識して行動しましょう。
秋田市では、クマの目撃情報を基に秋田県や警察、地元の猟友会と協力して被害の防止を図っております。クマへの対策のためには、皆様からの目撃情報はとても重要です。
「クマを目撃した」、「フンや足跡を発見した」場合は、身の安全を確保したうえで速やかに連絡していただきますようお願いします。
また、クマによる人身被害の発生や農作物の被害が出た場合も連絡をお願いします。
連絡先
秋田市産業振興部 農地森林整備課 林業基盤担当
電話:018-888-5740
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
秋田市産業振興部 農地森林整備課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎3階
電話:018-888-5739 ファクス:018-888-5736
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