つむぎすと講座2016
「つむぎすと」とは、市や市民活動団体と協働したがっている人を知ったら、人と人を引き合わせたり、助言したり、調整したりして、人と人と紡ぐ(つむぐ)役割を担うひとのことです。
この講座は単に講義を聞くだけでなく、実現可能な協働事業の提案に向けたワークショップを行い、最終回で、グループごとに、プレゼンテーションによる協働事業の提案発表を行います!
その後は…自身の活動として、つむぎすととして、一緒に協働事業提案の実現を目指しませんか?
平成28年度開催予定
講座 | 開催日 | タイトル | 講師 |
---|---|---|---|
第1回 | 8月27日(土曜日) | 「気づいたオレらがやらなきゃ、誰がやる?! ~ある者活かし、あるモノ探し~」 |
ふらのまちづくり株式会社代表取締役社長 西本伸顕氏 |
第2回 | 10月1日(土曜日) | 「はい!ただいま『市民協働中』です ~あなたの知らない世界~」 |
東北学院大学教養学部地域構想学科教授 柳井雅也氏 |
第3回 | 10月19日(水曜日) | 「あなたの未来にミライがあるために ~味のある日々であるためには~」 |
内閣府地域活性化伝道師 菊池新一氏 |
第4回 | 11月16日(水曜日) | 「流れに逆らえど、自分に逆らうべからず ~みんなの”イイね”もいいけれど~」 |
作新大学経営学部特任教授 橋立達夫氏 |
第5回 | 12月21日(水曜日) | 「秋田に『暮らす』ということ ~ひと無くして、まちにあらず~」 |
株式会社正義の味方代表取締役 海老名保氏 |
第6回 | 1月18日(水曜日) | 「“つむぐ”ということ ~動き続けるチカラと見まもり続けるまなざしと~」 |
NPO法人あきた結いネット理事長 坂下美渉氏 |
第7回 | 2月4日(土曜日) | 「小さな一歩が残すモノ ~振り返るにはまだ早い~」 |
秋田市市民活動アドバイザー 小野春美氏 東地区社会福祉協議会会長 黒崎義雄氏 秋田市企画財政部財産管理活用課主査 柿崎知洋氏 |
第8回 | 2月19日(日曜日) | 「つむぎ つむがれ」 |
一般社団法人つむぎや代表理事 友廣裕一氏 大潟村松橋ファーム 松橋拓郎氏 |
第1回および第8回講座は、市民協働ミーティングにおける市民公開講座として開催します。
平成28年度の開催状況
第1回 「気づいたオレらがやらなきゃ、誰がやる?! ~ある者活かし、あるモノ探し~」
- 日付:平成28年8月27日(土曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田拠点センターアルヴェ 多目的ホール
- 講師:西本伸顕氏(ふらのまちづくり株式会社代表取締役社長)
ココロに残るキーワードは…。
- 素通りされる道の駅ではなく、にぎわいが滞留する仕組み作り
- 一人勝ちではなく、まちなかの飲食店へ誘導する仕掛け
- ないものねだりではなく、あるもの活かし
- 地域が変わらないのは、そこに暮らす人が「自分事」にせず、「他人事」にしているから
- 周囲の「説得力」より自身の「納得力」=当事者意識、自分がやるしかないと自分を納得させられたら一番強い
中心市街地の活性化の数少ない事例、まだまだ発展しそうな勢いを感じました。 (参考)フラノマルシェ
第2回 「「はい!ただいま『市民協働中』です ~あなたの知らない世界~」
- 日付:平成28年10月1日(土曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田市中央市民サービスセンター
- 講師:柳井雅也氏(東北学院大学教養学部地域構想学科教授)
市民協働の考え方や協働のレベルについてわかりやすくご教示いただいたり、各地のまちづくりの協働事例についてご紹介いただきました。
その後で、今度はグループワーク!!
お題は「地域の『宝』と『課題』を探そう!」。秋田市の地図上に「宝」と「課題」で色分けした付せんを貼り、コラボさせたらもっと「宝」になるとか、不足しているモノは何かを考えて足したりといったワークを行い、その後、グループごとに新しい取り組みを企画・提案し、発表しちゃいました!
緊張している様子でしたが、楽しそうでしたよ。
初めは堅い雰囲気も、話し合いが進むにつれて笑い声も増えてきました♪
第3回 「あなたの未来にミライがあるために ~味のある日々であるためには~」
- 日付:平成28年10月19日(水曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田市中央市民サービスセンター
- 講師:菊池新一氏(内閣府地域活性化伝道師 NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク会長)
参加人数は10名と少なかったですが、講師の意向で、テーブルから離れ、椅子をもって講師の周りに集まり、マイクの入らない距離で話しを聞くという、普通の講座ではあまり見られない光景から始まり、スタッフもちょっと慌てる(苦笑)
その後で、グループに分かれ「夢語り」ワークショップ開始!
書いたからには何が何でも自分が実現させることを、できるだけ具体的に7つ書けという命題がくだり、頭を悩ませる受講者たち…。模造紙に付せんで貼りだし、系統づけ、その中から選りすぐりの固まりをグループで一つ選び出す作業となりました。意外と難しいんですよ、具体的に考えることは。
講師曰く、夢を実現させるためには、何度も何度も頭の中のことを絞り出し、掘り下げる作業を繰り返す必要があるとのこと。もうこれ以上出ないというところまで考えた、最後の一つにすごい案が出ることがある、と。
今日のキーワードは「あきらめなければ失敗にならない」。たとえ、今はかたちにならなくておあきらめなければまだ途中。あきらめたところで失敗となる。
第4回 「あなたの未来にミライがあるために ~味のある日々であるためには~」
- 日付:平成28年11月16日(水曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田市中央市民サービスセンター
- 講師:橋立達夫氏(作新大学経営学部特任教授)
まちづくりの心構えについてお話しいただきました。
以下に、講師の講義内容から心に残った言葉。
- ビジネスの世界ではみんなが"イイね"という事業は成功しない
- 1%の住民が動けば地域が動く:明らかな方向性を持った人が動くと、地域全体が動いたように見える
- 気づいた人が一歩踏み出す。その積み重ねがまちづくりにつながる
- 人と人を結びつけるのが究極のまちづくり
- ワークショップの目標は「合意形成」だが、多様な意見交換そのものが目的になってもいい
ワークショップでは、いよいよグループ毎のテーマが決まり、最終回のプレゼンに向けて、グループごとに詰めていくことになります。
第5回 「秋田に『暮らす』ということ ~ひと無くして、まちにあらず~」
- 日付:平成28年12月21日(水曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田市中央市民サービスセンター
- 講師:海老名保氏(株式会社正義の味方代表取締役)
今回は、株式会社正義の味方代表 海老名保氏です。この名前を聞いて誰だかわかる方!そうです。秋田が誇るご当地ヒーロー「超神ネイガー」の生みの親です。
海老名氏が作ったヒーローは、ネイガーだけじゃありません。沖縄のマブヤー、岩手のガンライザー、東北ミライガーなど多数のほか、現在タイでミライガーT1をテレビ放送しており、ワールドワイドな活動をしている方です。それでも現状に満足せず、常に向上心と初心、そして少年の心を忘れずに人生を歩み続けている方でした。
この講座でなぜこの講師?それは、自分のやりたかったことを貫き、楽しみながら、地域を元気にしているから。地域を元気にするためにと頑張る人もいれば、やりたいことをやった結果が地域を元気にしたという人もいる。それを知るべきと考えたからです。
以下、今回の講座のキーワード。
- もっとも大切なのは、心・技・体をうまくスパイラルさせていくこと
- 成功するまでの過程は「失敗」とみなされる
- 技術は量をこなさないと「質」につながらない。量をこなすには自分が本当に好きなモノじゃないと限界が来る
- 機が熟さないうちにやみくもに始めるのは、地図を持たない冒険と一緒
- 将来を見据え、いかに自分に付加価値をつけるため、身銭を切ってでもスキルを身につける余暇を過ごしているかが、その後の人生に大きな差をつける
- 思考回路を変えると人が集まる。人のせいにせず自己責任、無いものねだりをせずに今あるモノに感謝する
第6回 「“つむぐ”ということ ~動き続けるチカラと見まもり続けるまなざしと~」
- 日付:平成28年10月19日(水曜日)
- 時間:14時00分から16時30分
- 場所:秋田市中央市民サービスセンター
- 講師:坂下美渉氏(NPO法人あきた結いネット理事長)
今回の講師、坂下先生は、昨年のつむぎすと講座受講者でもあります。
坂下先生が立ち上げた事業について説明を受け、そこに至るまでの自身の生い立ちも含めた経緯をうかがうことで、今に行き着いたことに合点がいく感じがしました。
行政のイメージは?というワークでは、市民の立場として、また、行政の立場では市民にきっとこう思われているんだろうな、というイメージをあげると・・・・行政として耳が痛いご意見が多数ありました。
以下、講義の中で心に残ったキーワード。
- コンプレックスや経験が「強み」に替わる
- 「連携」とは相手の立場を理解し、自分の立場も理解してもらい、協力し合える関係性
- 思い込みをとっぱらわないと連携はうまくいかない
- 自分の無力さ、不足を認識することで新たな一歩が踏み出せる
第7回 「小さな一歩が残すモノ ~振り返るにはまだ早い~」
平成29年2月4日(土曜日)14時00分から16時30分(秋田市中央市民サービスセンター)
講師:小野春美氏(秋田市市民活動アドバイザー)、黒崎義雄氏(東地区社会福祉協議会会長)、柿崎知洋氏(秋田市企画財政部財産管理活用課主査)
今回の講師は、つむぎすとから3人をお呼びしました。
つむぎすとが現在どんな活動をしているのか「等身大のつむぎすと」紹介することで、受講生が講座修了後の自分の目指したい道を考える参考にしてほしいと考え、企画変更して実施しました。
仕事の役割として、地域の立場で、自主勉強会を主催する公務員の立場として、と三者三様でしたが、みんな人と人のつながりを楽しみ、新たな動きを手探りしながら、それも楽しんでいるように私には聞こえました。
その後、グループ毎の話し合いを経て、いよいよ集大成のグループ提案発表の時間が!前回までは提案作成が思うように進まず、これで本当に提案ができるだろうか・・・と心配していたのですが。ふたをあけたらびっくり!思いが詰まった、実現性の高い提案ばかりでした。
受講生の皆さんの頑張りに乾杯!!
第8回 「つむぎ つむがれ」
平成29年2月19日(日曜日)12時30分から16時00分(秋田市中央市民サービスセンター)
講師:友廣裕一氏(一般社団法人つむぎや代表理事)、松橋拓郎氏(大潟村松橋ファーム)
半年にわたる長丁場の本講座も、とうとう最終回を迎えました。
今回は、「市民協働ミーティング」の公開講座として、若き担い手2名のトークセッション形式としました。
友廣氏は、「さまざまな地域の人とご縁を紡ぐ」をコンセプトに、眠っている地域資源を活かそうとする人と人の関係をつむぎ、持続可能な事業を生み出して地域を、人を、その人生を豊かにすることを生業としております。
松橋氏は、家業である松橋ファームにおいて、「食べる人と作る人」がお互いに顔の見えるつながりを持ち、食べる人同士もつながる、そんな農業を目指して、さまざまなイベントや仕掛けを繰り広げております。そんなお二人がどうやって出会ったのか、何を本気で楽しんでいるのか・・・そんなお話を聞きたくて「つむぎ、つむがれ」というタイトルでトークいただきました。
それぞれの活動について説明ののち、ちょっとした掛け合いもあり、あっという間の1時間30分。途中に、お隣さんやご近所さんとお話する機会を設けてくれたりして、出会いと交流の場である「市民協働ミーティング」の公開講座として、お二人を選んでよかったな~と思える時間でした。講座の後の交流企画にも結局最後まで参加してくださり、壇上から降りたお二人には質問や助言を求める人が後を絶たず(苦笑)、質問にも真摯に対応してくださり、最後まで笑顔の絶えない優しいお人柄のお二人でした!
これにて、今年度の講座は終了。受講生15名が「つむぎすと」として誕生しました。
つむぎすとは、ここからがスタート。
頑張れ!!そして、ずーっとよろしくお願いします!
過去の開催状況
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秋田市市民生活部 中央市民サービスセンター 協働・分権担当
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