バリアフリーに関するアンケート調査
調査結果報告書
調査概要
- 目的
-
秋田市バリアフリー基本構想の中間評価とともに、今後の施策の参考とすることを目的に、市民の満足度や意識などを調査したものです。
- 期間
-
平成28年6月17日から同年7月1日
- 調査対象
-
20歳以上の市民1,000人(無作為抽出)
- 調査方法
-
郵送調査法
- 回収結果
-
448人
調査結果(抜粋)
バリアフリーなどの理解度
- 『バリアフリー』については、「知っており、大体説明できる」とする人が7割を超えていました。また、年代別に見ると、全世代で「知っており、大体説明できる」とする人の割合が高くなっていますが、70歳以上は他の年代と比べてその割合が低くなっています。
- 『ユニバーサルデザイン』については、言葉だけの認知度は半数を超えているものの、内容の認知度は約2割でした。また、年代別に見ると、30歳代以降の世代で「知らない」とする人の割合が高く、20歳代については「知っており、大体説明できる」とする人が5割を占めていました。
- 『ノーマライゼーション』については、「知らない」とする人が6割を超え、内容の認知度は1割代半ばでした。また、年代別に見ると、全世代とも「知らない」とする人の割合が半数以上を占めており、年代が上がるにつれて、その割合が高くなっています。
バリアフリーについては広く認知されていますが、ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーションについては認知度が低い結果となりました。
心のバリアフリーへの対応
- 困っている人を見かけ、「手助けした」とする人の割合は7割を超えていました。
ほとんどの人が困っている人に対して手助けをしており、手助けをしなかった人は約2割でした。
- 手助けの内容で多かったのは、「扉を開けたり閉めたりした」、「道や場所を教えた」、「乗り物で席を譲った」でした。
誰もが気軽に実践できる手助けが多く見られました。
- 手助けしない理由で多かったのは、「手助けしていいものなのか分からなかった」、「自分自身も困っていて、手助けをできる状態ではなかった」、「急いでいた」でした。
手助けをしなかった人からは、「手助けしていいものなのか分からなかった」、「どのように手助けしたらいいか分からなかった」という意見があることから、手助けを必要とする高齢者や障がい者などに対する理解が十分とは言えず、「心のバリアフリー」のさらなる促進が望まれます。
- 手助けする行動を促進させるための取組で多かったのは、「学校教育での指導」、「児童生徒と高齢者や障がい者との交流」、「ボランティアの育成」、「広報やポスターなどによる啓発活動」でした。
児童期からの教育を重要視する意見が多く見られました。秋田市では、高齢者や障がい者に対する介助方法などを広く伝えるため、小学生を対象としたバリアフリー教室を実施しており、引き続き実施していく所存です。また、アンケート調査結果を踏まえ、今後のバリアフリー教室では、障がい者の方を講師として招くなど、児童生徒との交流の場を創出することも検討し、「心のバリアフリー」の取組をより一層推進していきます。
車いす駐車スペース、多目的トイレの利用実態
- 車いす駐車スペースの利用状況については、一般車の利用が見受けられるとする人が約6割でした。
一般車も利用しているとの認識を持つ人が多く、適正に利用されていないことが分かりました。

- 多目的トイレの利用状況については、「歩行困難な人の利用の妨げにはなっていない」とする人が約6割でした。
過半数が「歩行困難な人の利用の妨げにはなっていない」との意見でしたが、「わからない」とする人も比較的多いことから、多目的トイレの役割の理解と利用マナーの向上が望まれます。

自由意見
自由意見は、80人から142件の意見が寄せられました。その中で、意見が多かったのは、「心のバリアフリーに関すること(19件)」、「道路整備に関すること(16件)」でした。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
よりよいウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
秋田市都市整備部 都市計画課
〒010-8560 秋田市山王一丁目1番1号 本庁舎4階
電話:018-888-5764 ファクス:018-888-5763
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。