城東中学校における⽣徒の個⼈情報の取扱いに関する臨時保護者会について
- 投稿日
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2024年7⽉9⽇
- 投稿要旨
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標記、7月8日に行われた保護者会に出席しました。校長先生からは生徒の個人情報の不適切な取扱いについて、経緯と今後の対策について説明がありました。質疑応答の中で、「今回問題となった生徒の個人情報に生徒への中傷と思われる表現が含まれていることについて、 どのように感じているか」という質問に対して、校長先生からは「受け手の感じ方の問題」であることや「個人の特定につながることに答えられない」と回答がありました。しかしながら、個人情報に含まれていたいくつかの表現は生徒への中傷以外のなにものでもなく、一般的な感覚として、すべての方が不適切な表現と感じるはずです。一方、「今回の個人情報は「引き継ぎの際に必要な業務資料であり、共有している」という説明がありました。しかもこうした個人情報は3年のみならず、2年、1年にも存在していると説明がありました。つまり、このような情報は、これまで業務資料と共有・認知され、そして教員誰一人、それを不適切であると指摘するものがいなかったことを意味しています。そしてさらには他の学校でも不適切な表現を含む個人情報は存在し、秋田市教育委員会としても認知のあることなんだろうという解釈につながります。これは個人情報の管理やコンプライアンスの問題以前に、常識や倫理観、道徳感の欠如という非常に深刻な問題であると思います。今回、問題を引き起こした教員の特定、公表はしない、生徒への個別の謝罪もしないという説明もありました。これは校長先生というマネージャーの立場で職員の保護という観点からは正解かも知れません。しかしながら、今回の事件の場合、校長先生が本来保護するべきなのは、生徒であり、その保護者らではないでしょうか。このままでは、城東中だけでなく、他の学校、秋田市教育委員会全体に対する不信感を多くの方が抱くと思いますし、そのような組織に大切な子どもを預けたいとはとても思いません。むしろ、今回の場合は当該教員を公表し、懲戒処分を与えたほうが保護者としてはスッキリしますし、教員個人の問題として処理した方が、教育委員会全体に対する不信感の払拭につながったのではないかと思います。これについては、校長先生がすでに今回の個人情報が共有の業務資料と説明した今となっては、すでに遅いですが。校長先生は、今後、情報管理に関する研修を徹底すると説明されていましたが、その前に教員一人ひとりが、人間として再教育されるべきと考えます。情報管理やコンプライアンスも大事ですが、改めて社会常識や倫理、道徳に関する研修を秋田市教育委員会として、城東中学校のみならず、すべての市立学校に勤務する教職員に実施すべきかと思いますが、いかがでしょうか。
注:内容は個人情報および個人が特定できる内容等に配慮し、その要旨を記載しています。
- 回答要旨
- このたびの事案により、生徒ならびに保護者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。 教育委員会の会見ならびに臨時保護者会で校長から説明した通り、このたび閲覧された情報の詳細については、プライバシーを保護する観点から控えさせていただいております。今後は、各校において教員への情報セキュリティ研修を行うとともに、個人情報の管理に関するガイドラインを徹底し、定期的なフォルダ内のチェックによりヒューマンエラーを防ぐなど、再発防止に努めてまいります。
- 回答課
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学校教育課(電話:018-888-5808)
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