定期巡回・随時対応型訪問介護看護について

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は医療ニーズが高い重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を医療と介護が連携して24時間支える仕組みとして、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、定期巡回型訪問と随時の対応を行うものです。

サービスの内容

(1)定期巡回サービス

訪問介護員等が定期的に利用者の居宅を巡回し、入浴・排せつ・食事等の介護などの日常生活上の世話を行います。

(2)随時対応サービス

あらかじめ利用者の心身の状況、環境等を把握した上で、随時、利用者・家族等からの通報を受け、通報内容等を基に相談援助、訪問介護員等の訪問、看護師等による対応の要否等を判断します。

(3)随時訪問サービス

(2)での訪問の要否等の判断に基づき、訪問介護員等が利用者の居宅を訪問し、日常生活上の世話を行います。

(4)訪問看護サービス

看護師等が利用者の居宅を訪問し、療養上の世話・必要な診療の補助を行います。

事業所の類型

一体型事業所

1つの事業所で訪問介護と訪問看護のサービスを一体的に提供

連携型事業所

• 事業所が地域の訪問看護事業所と連携してサービスを提供し、訪問看護サービスについては連携先の訪問看護事業所が提供
• 連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は連携する訪問看護事業所から計画作成に当たっての看護職員によるアセスメントや随時対応サービスの提供に当たっての連絡体制の確保、介護・医療連携推進会議への参加、その他必要な指導および助言について必要な協力を得るものとする。

夜間のオペレーターの配置について

指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所の同一敷地内に次の各号に掲げるいずれかの施設等がある場合において、当該施設等の入所者等の処遇に支障がない場合は、当該施設等の職員をオペレーターとして充てることができる.

1. 指定短期入所生活介護事業所
2. 指定短期入所療養介護事業所
3. 指定特定施設
4. 指定小規模多機能型居宅介護事業所
5. 指定認知症対応型共同生活介護事業所
6. 指定地域密着型特定施設
7. 指定地域密着型介護老人福祉施設
8. 指定看護小規模多機能型居宅介護事業所
9. 指定介護老人福祉施設
10. 介護老人保健施設

本市の整備状況

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、高齢者が中重度の要介護状態になっても住み慣れた地域で在宅生活を継続する可能性を高め、地域包括ケアシステムの中核的な役割を担う重要なサービスであることから、本市においても介護保険事業計画に基づき整備を進めており、よりよいサービスの提供につなげるため、公募による事業者選定を行っております。

参考

• 厚生労働省ホームページ（外部リンク）