平成29年(2017年) ヒロシマ・土崎被爆証言講話会の開催報告
秋田市では、戦争の悲惨さや平和の大切さを次の世代に語り継ぐため、広島、長崎から被爆体験者の方を、土崎地区から空襲体験者の方をお招きして講話会を開催しています。
今年は、広島と土崎から体験者の方をお招きしました。
原爆が投下された1945(昭和20)年8月6日、山本玲子さん(当時7歳)は約4キロメートル離れた国民学校の校庭で、飛行機を見上げていたときに被爆しました。
山本さんは、原爆が投下された瞬間、ぴかっと光り、太陽が落ちたと思うぐらい大きな火の玉が見えたことなど、原爆投下時の様子や当時の暮らしぶりについてお話しされました。
土崎空襲については、伊藤津紀子さん(当時5歳)が、空襲発生直後に防空壕へ避難したものの、その後別の場所へ避難したことで家族全員が難を逃れたことや、罪のない多くの市民が犠牲になったことなどについてお話しされました。
また、今回新たな試みとして大学生による平和への提言を実施しました。
昨年8月に広島市立大学で開講している講座「ヒロシマアンドピース」に参加した大学生2名が、戦争を経験したことのない若い世代の視点から平和への思いについて語っていただきました。
当日は、小学生から高齢者の方まで幅広い世代の方々にご来場いただきました。
戦争体験者が年々少なくなる中、本市では今後も戦争体験を構成に伝える取組を進めてまいります。
開催日時
平成29年7月15日(土曜日)・16日(日曜日)午前10時~正午
会場
にぎわい交流館AU 4階「研修室1・2」
(秋田市中通一丁目4-1)
来場者数
140名
(内訳)
7月15日(土曜日)60名
7月16日(日曜日)80名
内容
広島被爆体験者による講話(10時00分~11時00分)
講話者:山本玲子さん(ヒロシマピースボランティア)
大学生による平和への提言(11時00分~11時15分)
国際教養大学3年 梅田実帆さん
秋田大学4年 バヤスガラン・ブヤンヒシゲさん(モンゴルからの留学生)
土崎空襲空襲体験者による講話・DVD上映(11時15分~12時00分)
講話者:伊藤津紀子さん(土崎港被爆市民会議)
会場内に広島で美術を学ぶ高校生が描いた原爆の絵や土崎空襲資料を展示しました。
講話会の様子



ブヤンヒシゲさん(写真左)

展示しました
その他
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