風しんについて
風しんは、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5から7人にうつす強い感染力を有します。
また、風しんに対する免疫力が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
感染経路
飛沫感染
潜伏期間
14日から21日間
感染可能期間
発病(発疹出現)7日前から発疹出現後7日間
症状
突然の全身性の斑状丘疹状の発疹、発熱、リンパ節腫脹(耳介後部、後頭下部、頚部など)が特徴です。
予防方法
ワクチンによって免疫力を高めて予防することが重要です。
定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。
特に注意が必要なかたについて
十分な免疫を持たないかた
昭和37年度から平成元年度に生まれた女性および昭和54年度から平成元年度に生まれた男性はワクチンを受けていても1回、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は、定期予防接種の機会が無かったため、注意が必要です。
妊婦、妊娠を希望するかたなど
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳などに障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。妊婦、妊娠を希望する女性およびその家族などのうち、十分な抗体を持っていないかたは注意が必要です。
先天性風しん症候群とは
免疫のない妊娠20週までの妊婦さんが風しんに感染した場合、赤ちゃんに「先天性風しん症候群」と呼ばれる障がいを引き起こすことがあります。
症状
白内障、先天性心疾患、難聴
予防
妊婦が風しんにり患しないことが大切です。妊娠可能年齢の女性で風しん抗体がない場合には積極的にワクチンで免疫を獲得しておくことが望まれます。
妊婦や妊娠を希望する女性に風しんを感染させないために、配偶者なども同様です。
また、妊娠中(特に妊娠初期)は風しんが流行している地域へ行くことをできるだけ控ましょう。流行している地域では可能な限り不要不急の外出を避けていただき、やむを得ず外出する際には可能な限り人混みを避けましょう。
医療機関の皆様へ
風しんは感染症法上の5類全数把握対象疾患です。
なお、臨床症状から風しんが疑われる症例を診断したら(検査結果が出ていなくても)臨床診断例として、最寄りの保健所へ直ちに報告をお願いします。
関連情報リンク
- 風疹(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)(外部リンク)
- 先天性風疹症候群(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)(外部リンク)
- 風疹Q&A(2018年1月30日改訂)(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)(外部リンク)
- 厚生労働省 風しんについて(外部リンク)
厚生労働省 リーフレット
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このページに関するお問い合わせ
秋田市保健所 健康管理課
〒010-0976 秋田市八橋南一丁目8-3
電話:018-827-5250(感染症・難病担当)
ファクス:018-883-1158
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